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業務基盤システムの導入 「コンサルとしての基盤も整いました。先輩の名言のおかげかも(笑)」
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業務基盤システムの導入

コンサルとしての基盤も整いました。先輩の名言のおかげかも(笑)

クレスコ・イー・ソリューションの事業の中でも王道といえるSAP導入プロジェクト。クライアントにはどんな課題があるのか?業務知識はどのようにして身につければいいか?先輩・後輩社員が語ります。

Y.K. シニアコンサルタント

Y.K.

シニアコンサルタント
2007年新卒入社

「PCもろくに使ったことがないくらい、ITには疎かった」が、将来性に魅力を感じ入社した。現在はプレイヤーというよりもマネジメントが中心。やりがいを感じているのは、プロジェクトメンバーがいきいきと動ける環境を作り上げることだという。

M.Y. コンサルタント

M.Y.

コンサルタント
2016年新卒入社

入社理由は、「ずっと勉強しつづけられる環境が魅力的だったから」。その言葉通り、自ら簿記3級・2級を取得するなど自己研鑽に励んでいる。「SAP導入の仕事は、最初から最後までお客様と一緒に作り上げていくのが楽しい」と話す。

CASE 専門商社への導入

グループ会社にも展開する
壮大なプロジェクト。

グループ会社にも展開する 壮大なプロジェクト グループ会社にも展開する 壮大なプロジェクト

―プロジェクトのきっかけについて教えてください。

Y.K:クライアントの専門商社様がSAPを使い始めてから約10年。導入当時とは業態や業務内容も少しずつ変わってきて、使いにくいと感じている部分もあったそうです。そこを改善してほしいというご要望でした。あと、グループ会社の中には、まだSAPを導入していない会社が残っていました。そこで、共通基盤を導入する運びになったんです。お客様のグループすべてに展開するという、けっこう壮大なプロジェクトでしたね。当社に白羽の矢が立ったのは、その実績をご評価いただいたからだと思います。あとは・・・M.Yさんの人柄?

M.Y:プロジェクトのスタート時、私はまだ入社していません(笑)

―グループ会社への導入には、どんなメリットが?

Y.K:特に会計業務で大きなメリットがあります。というのも、会計報告はグループ連結でしないといけないので。それまでグループ各社では、親会社であるお客様のフォーマットに合わせてデータ変換する手間が発生していました。それが共通になることで、集計業務がスムーズになるわけです。決算業務が数日短縮できるくらい。親会社としても、グループの状況が見やすくなります。

―プロジェクト期間は2015年8月から2017年7月までの2年弱とのことですが、その間Y.KさんとM.Yさんはどんな役割を担いましたか?

Y.K:僕が会計側のリーダーを務めました。社内のメンバー10人ほどをマネジメントしました。

M.Y:私は入社1年目の2016年10月、新人研修の直後から参加しました。その時点でシステム自体はできていたので、テストを担当することに。テストを実行して、画面ショットを貼ってエビデンスを残すとか。他にも、ユーザーさんが使うマニュアルの作成や、アドオンプログラムの直しとかも最初の頃は担当していました。

Y.K:他には打ち合わせの議事録も担当してもらったよね。M.YさんはまだOJT中の新人だったので、あまり大きな負担にならない範囲で仕事をお願いしました。

素晴らしいこと言ってますね、
当時の僕(笑)

「素晴らしいこと言ってますね、当時の僕(笑)」 「素晴らしいこと言ってますね、当時の僕(笑)」

―M.Yさんは初めての実務だったそうですね。どんなことに苦労しましたか?

M.Y:あまりに知識がなかったことに苦労しましたね。会計システムの中には、よくわからない記述がいっぱいあって。SAP自体、研修は受けていましたが、やはり実務となると勝手が違うんです。ただ、このプロジェクトはすごく恵まれていたと思います。スキルの高い人ばかりで、わからないことや仕事の勘どころについて丁寧に教えてもらえたんです。そういう意味では仕事の基盤をつくってもらいました。いちばん覚えているのは、「ちゃんと考えて、ある程度の道筋を立ててから作業に入った方がいいよ」というY.Kさんの言葉です。

Y.K:素晴らしいこと言ってますね、当時の僕(笑)。実際、私自身もそれは大事にしています。ただやるのは誰でもできるじゃないですか。「何のためにやるのか? なぜ自分に振られたのか? そこを考えないと、ただの作業者になってしまう。それって面白くないよね」そういうことを話した気がします。

―会計業務の知識習得も難しい点かと思いますが、どのようにして身につけましたか?

Y.K:入社して最初に任されたのが、会計システムの運用保守でした。トラブルが起きたりエラーが起きたりしたときの対応です。サービスデスクみたいな部隊です。そこに4年弱くらいいて、1年の会計サイクルを4回繰り返したので、じっくり学ぶことができました。あとは簿記の勉強を自分でもしていました。

M.Y:もともと会計知識ゼロでした。内定後、簿記3級と情報処理技術者試験の教材をもらって勉強を始めました。入社時に簿記3級をとって、その後もプロジェクトに入りながら簿記の勉強をして、今は簿記2級を持っています。

Y.K:僕も去年、2級を取りました。

―お二人とも会計モジュールを中心に携わっているのはなぜですか?

M.Y:たとえばロジスティクスだと、管理の仕方は会社ごとに様々です。それに対して、会計ルールはどの企業でも共通。あるクライアントを通して学んだ知識や経験が、別のクライアントを担当したときにすぐ活かせます。その汎用性の高さに魅力を感じました。

Y.K:私はそこまで深く考えてなくて、簡単そうかなと思ったからです。ただ、やってみると難しかったですね(笑)。お客様先の経理部や情報システム部の方と打ち合わせするのですが、マニアックな専門用語が非常に多いことに驚きました。

―お客様の業務を理解するために、どんなことを意識していましたか?

M.Y:想像することです。実際に業務をするわけではないので、もちろんわからない部分もあります。でも、お客様の実際の業務に思いを馳せることで、近づくことはできます。

Y.K:ご要望をそのまま鵜呑みにせず、それがなぜ必要なのか、根っこの部分を深掘りすることを意識していました。「こうした方が楽だと思うから」というご要望があっても、実は必要ないケースだってあります。常に「なんで?」と思わないと、不必要なものを作ってしまいがち。要望の背景にある想いをくみ取って、実際に実現したいことをくみ取ることが大切です。

Y.Kさんが話しかけてくれて、
すごく質問しやすかったですね

「Y.Kさんが話しかけてくれて、すごく質問しやすかったですね」 「Y.Kさんが話しかけてくれて、すごく質問しやすかったですね」

―このプロジェクトで達成感を感じたのはどんな瞬間ですか?

M.Y:マニュアルを作って、お客様先との会議に持っていって説明したときですね。そこで初めて、実際に自分が作ったものをお客様が使うんだと実感できたんです。

Y.K:2年弱も一緒にやってきたプロジェクトが終わったときです。お客様との打ち上げで、「本当にありがとうございました」と言われたんです。この日を迎えられて本当によかったなと思いました。

―このプロジェクトを通して、ご自身の「一番のファインプレー」はなんでしょうか?

Y.K:M.Yさんをアサインして、お客様が喜んでくれたことですね。あ、でもそれは僕じゃなくて当時の部長か(笑)。もともと明るい空気だったけど、M.Yさんが入ったことでさらに明るくなりました。先方の女性の方も、M.Yさんが入ってくれたことを喜んでくれて。「私が教えてあげるよ」と、とても良くしていただきました。

M.Y:お客様との距離はとても近かったと思います。マニュアルのレビューのときも、「うちの業務はこうだよ」とかなり親切に教えていただきました。

―コミュニケーションが重要なんですね。どんなことを心がけましたか?

M.Y:できるだけ会話を大事にすることです。お客様のニーズを聞くのも大事だし、プロジェクトメンバーとの会話も大事。話しやすい環境だと、気になることや疑問も気軽に聞けるので。都度話しながら疑問を解消していれば、認識の齟齬は生まれません。でもそれをおろそかにすると、アウトプットしたときにお客様から、「思っていたものと違います…」と指摘されてしまいます。

Y.K:素晴らしい! 私が心がけていたのは、みんなが楽しめる環境を作ることです。何をするにしても、楽しくやりたいじゃないですか。だから、ひとりでおかしなことを言ってみたり。みんなを笑かしたりとか。それが自分の役割だと思っています。だから、とにかく毎日話しかけましたね。お客様先のデスクに人形が置いてあったら、「これ、何の人形なんですか?」と聞いたり。会話のきっかけはなんでもいいんです。

M.Y:Y.Kさんが話しかけてくれて、チームの雰囲気はすごくいい感じでした。おかげで緊張することなく、どんどん質問できました。ありがとうございました!

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